2025年1次隊 東京都表敬訪問

7月9日(水)都庁にてJICA協力隊の東京出身者30名を対象とした派遣前表敬訪問が行われました。会場は都庁第一本庁舎42階の特別会議室。15時ちょうどに松本副知事がお見えになり、今年は昭和100年、戦後80年の節目であること、そしてまもなく派遣される隊員たちに、この国際社会の中で現地での日本代表として協力活動‣交流活動、さらにはその経験を帰国後の社会還元につなげてほしい…との期待と激励のお言葉をいただきました。続いてJICA東京の近藤次長からは、今年が日本のODA70周年にあたる年であり、また協力隊事業60周年であること、これまで累計57000人の協力隊員の派遣のうち東京OBは6500人を超える…といったデータをもとにした現状とご自身の経験をもとにした応援メッセージをいただきました。
正式なその席の最後の時間に、予め決められた隊員2名からの代表挨拶がありました。協力隊応募のきっかけ動機や赴任地で要請の内容、そして現地での活動にあたっての抱負や決意…というものでした。さらにまだ少し時間がある…となったところ、挙手による複数の派遣前追加表明が続くこととなり、新隊員の頼もしさと力強い姿に拍手拍手でした。

この表敬訪問にあたり当東京OB会の代表として、梶が出席をさせていただきました。都庁への帯同は初めてのことでしたが、限られた時間ながら刺激的な時間を過ごすことができました。実は、私自身も現役時代にその経験があったんです。まだ都庁が有楽町、いまの東京国際フォーラムあたりにあった時代のことです。しかしながら、表敬訪問…といいながら正直記憶に全く残っていないほど当時はあっさりしたものだったのです。
副知事がお見えになる前、会場では緊張というか静寂の時間がありました。お許しをいただいて東京OB会組織の存在について、またひとりのOBとして自身のスリランカ体験を基にした応援をさらりとコメントさせていただきました。

来賓としては、もうお一方「NPO法人シニアボランティア経験を活かす会(SV会)」からも参加されており、都庁エントランスで赴任前の隊員たちに個別に積極的の働きかけをされていたのがとても印象に残りました。
当東京OB会としても、今後はさらにSV会との連携において、新たな「壮行会」のありかたの模索、そして新隊員への派遣前のみならず派遣中でもできる支援に取り組んで行きたいと思いました。