SV会「水曜会体験発表の報告」

『輝く島から持ち帰ったモノ』  スリランカ AV機器 梶恵一

9月17日、「シニアボランティア経験を活かす会」の月例イベントのゲスト講師として話をしてまいりました。まだ気温は35℃…大観覧車を見ながらハマの潮風を受けて会場のJICA横浜に向かいました。
講演のサブタイトルは“涙で滲んだあのヤシの森を忘れない”。自身20代でのスリランカ隊員最後の帰国時の決意のことです。現地紹介もさることながら、その後40年の人生にいかに影響を与えたか…を聞いていただきました。


私たちの共通点は、海外経験者・異文化理解者ならではの専門性があるということ。その専門性も活用しつつ僭越ながらひと味違うセカンドキャリアのあり方の提案を。具体的に言えば、海外経験のある国の紹介や支援だけでなく、わが国日本、とりわけ自分の住んでいる街の子どもたちに、自分の日常生活の中で街の子どもに目を向け関わってみてはいかがでしょう?という提案めいた3つのメッセージを盛り込ませていただきました。
1つが「子どもは国の宝」というフレーズです。少子高齢化の進むわが国の子どもや若者と積極的に関わってみませんか?という内容。2つ目は「ナナメの関係」。タテでもヨコでもない令和の多様化共生そしてVUCA時代に適応する異年齢・異経験の人と関わる魅力の紹介です。そして最後は私の提唱する「ワクワクたまご大作戦」です。血の繋がりのない他人の多くの孫との関わりを増やす作戦のこと。例えば、社会問題のひとつ不登校の子どもやひきこもりの若者に親や先生とは違う関わりができる大人のひとりになれるのではないかな?と。
人生のベテラン・異文化の中で一筋縄ではいかないような経験を積み重ねてきた私たちなら居場所の見つからない子どもや若者に、心ある理屈ではないほっと安心できる大人のひとりとして接することができる、切り口の違う「シニアの挑戦」ができるのでは…と。
WEB受講者も含めて30名への体験発表でしたが、映像の見せ方や話の展開についてお褒めの言葉をいただけたのが嬉しかったです。ま、私の職種は「AV機器・映像」なんでね(笑)。